Xに投稿する写真はどのようなものが効果的でしょうか。
Xなどのソーシャルメディアには、毎日多くの写真が投稿されます。その中で注目されるために重要なのは差別化です。
ひとつのアイデアとして、暗い写真を投稿してみませんか。
ソーシャルメディアでは明るく鮮やかな写真が多く投稿されているため、暗く美しい写真を投稿することで、差別化することができます。
しかし、暗い写真のヒントを得るのは困難です。
Googleで検索しても、暗い写真を明るくする手法ばかりが表示されてしまいます。
そこで、この記事では暗い写真の撮影とレタッチのヒントをお伝えします。
この記事を読んで暗く美しい写真を投稿すれば、今までとは違うユーザーにも注目され、インプレッションが増えるでしょう。
X写真のヒント
Xに投稿するときは下記の点を意識しましょう。
一瞬しか見られない
アスペクト比に注意する
写真は1枚だけ投稿する
あなたがどんなに細部までこだわった写真を投稿しても、ユーザーは一瞬しか見てくれません。
その一瞬で伝わるシンプルな写真を投稿する必要があります。
多くの要素を入れず、見せたいものがシンプルに伝わるようにしましょう。
シンプルにするという点で、暗い写真は最適です。
例えばこちらの写真。目にしっかりピントがあっていて、被写体の質感も伝わってきます。
でも、一瞬見ただけでは何を撮影しているか分からず、スルーされてしまうでしょう。
被写体を暗くして、完全に黒いシルエットにするとこのようになります。
力強さが伝わり、ユーザーの目に留まるのではないでしょうか。
Xに投稿する場合、写真のアスペクト比も重要です。アスペクト比というのは、写真の縦と横の長さの比率のことです。
下記のアスペクト比にしましょう。
横位置の場合は3:2
縦位置の場合は3:4
一般的な一眼レフやフルサイズミラーレスは3:2です。横位置はそのままで問題ありませんが、縦位置は3:4にトリミングして投稿するようにしましょう。
このアスペクト比にすることで、オリジナルのサイズのままでXの投稿に表示されます。縦位置の写真は大きく表示されるため、インプレッションを高めるために有効です。
ただし、1回の投稿で使う写真は1枚だけにしましょう。2枚以上投稿すると小さく表示されてしまいます。
暗い写真の撮影のポイント
暗い写真を撮影するときは下記の点を意識しましょう。
どこかにハイライトを入れる
光の向き
どこかにハイライトを入れる
何も考えずに暗い写真を撮影すると、ただ暗いだけの写真になってしまいます。
どこかにハイライトを入れることを意識しましょう。
例えばこちらの写真。天井灯をハイライトとして入れました。天井と床の一筋のハイライトがアクセントになっています。ハイライトが徐々に小さくなっていくことで、奥行きも感じられます。
光の向きを意識
暗い写真を撮るときは光の向きを意識することも重要です。逆光や斜めからの光など、常に光の向きを意識して撮影してください。
逆光を利用すると、下の写真のようにシルエットを活かした作品にすることができます。
斜めからの光の場合奥行き感や空間の広がりを表現することができます。
あなたが表現したいこと、見せたいものを効果的に写し出すためにどの方向の光が良いか考えてください。そうすることで、あなたの意志が伝わる作品になるでしょう。
レタッチの5つのポイント
暗い写真の撮影は露出のコントロールが難しいので、撮影時に完全な作品にできない場合が多いです。撮影時にうまくできなかった場合でも、レタッチで暗く美しい写真を表現することはできます。
下記の5つの方法を使ってみてください。
露出を下げる
コントラストを上げる
ディテールを下げる
余計なものを消去
彩度を落とす
実際の写真を使って順番に説明します。
露出を下げる
暗い写真を作るための最も簡単な方法は露出を下げることです。Luminar Neoでは「現像」の項目に露出があります。
露出を下げるだけで、簡単に暗い写真にすることができます。
今回は露出を-2.61に設定しました。変更前後の写真がこちら。
露出を下げたことで、余計な映り込みが見えづらくなり、被写体を強調することができます。
コントラストを上げる
単純に露出を下げるだけだと、全体が暗くなり、被写体も目立たなくなってしまいます。このようなときは、コントラストを上げましょう。
コントラストを上げると、明るい部分と暗い部分の明暗差が大きくなります。
Luminar Neoでは、次の3項目でコントラストを調整することができます。
スマートコントラスト
ハイライト
シャドウ
今回は、スマートコントラストを上げ、全体的に明暗差のあるくっきりとした写真にしました。
さらに、被写体を強調するためにハイライトを上げ、背景を暗く落とすためにシャドウを下げました。
調整前後の写真がこちら。
花の美しさが強調された写真になりました。
ディテールを下げる
コントラストだけで調整すると、明暗の境界線が強く出すぎて、違和感を感じることがあります。
このようなときは、ディテールを下げて調整しましょう。
Luminar Neoでは、細部、中間部、全体の3つの範囲をそれぞれ調整することができます。写真を見ながら値を調整し、あなたの好みに調整してみてください。
ディテールの調整前後の写真がこちら。
ディテールを下げることで、花の優しい雰囲気を感じる作品になりました。
余計なものを消去
暗い写真では、黒つぶれている部分はすっきりと何もない方が美しく感じます。
余計な写り込みがある場合は消去しましょう。
この写真の場合、下の赤枠で囲った部分に余計な写り込みがあります。
消去ツールを使えば簡単に消すことができます。
修正前後の写真がこちら。
どこが変わったか分からないほど小さな変化ですが、細部にこだわって作品を作ることが重要です。
彩度を落とす
暗い写真のレタッチの最後のヒントとして、彩度を落とすことを提案します。
クラシックな雰囲気を出したい場合に使ってみてください。
彩度を-30にしてみました。変更前後の写真がこちら。
落ち着いた色になり、クラシックな雰囲気になりました。
古い町並みなど、歴史を感じる写真に使うと効果的です。
今回は、1つの写真で5つの方法をすべて使用しましたが、実際はすべて使う必要はありません。あなたの求める作品に合う方法を使ってみてください。
まとめ
X写真のための暗く美しい写真のヒントを紹介しました。
Xに投稿するときは下記の点を意識しましょう。
一瞬しか見られない
アスペクト比に注意する
写真は1枚だけ投稿する
日々多くの写真が投稿されるXでは、一瞬見ただけでスルーされてしまいます。
このことを前提に、シンプルで伝わりやすい写真を投稿するようにしましょう。
その手段として、暗い写真は有効です。
暗い写真を撮影するときは下記の点を意識しましょう。
どこかにハイライトを入れる
光の向き
ハイライトがなく全体が暗い写真は、ただ暗いだけの写真になってしまいます。露出設定に失敗した写真と思われるかもしれません。
ハイライトを入れることで、作者の意図が伝わる作品になります。
暗い写真の撮影は露出のコントロールが難しいので、レタッチも重要です。
下記の5つの方法を使ってみてください。
露出を下げる
コントラストを上げる
ディテールを下げる
余計なものを消去
彩度を落とす
これらすべてを使う必要はありません。あなたが表現したい作品に合った方法を使ってみてください。
暗い写真を明るくするための情報は多くありますが、暗い写真を美しく撮影したりレタッチしたりするための情報は少ないです。
このことは、暗い写真を投稿する人が少ないということも関係しているでしょう。
つまり、暗く美しい写真を投稿すれば、他と差別化できるということです。
暗く美しい写真で新しいユーザーを獲得し、インプレッションを増やしましょう。
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